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大量殺人を成す狂気とは冷静さと几帳面さを兼ね備える

 
 拍手返信  いつも皆様、ありがとうございます!
 夢水秋香さん
  初めまして、拍手&リンク報告ありがとうございます!!
  こちらからもリンクを貼らせていただきますね!


 てなわけで(?)前回の日記で明日やるとか言っておきながら、書かなかった舞城王太郎著『スクールアタック・シンドローム』の感想です〜


SBSH00851.jpg



以下は簡易感想。ネタバレには気をつけます。
 誰かがなんかの陸上記録会でいきなり百メートル一秒で走ってみせたようなもんだな、と俺は思う。限界が一気に広がるとき、可能性は無限のように思えてしまう。このところの学校襲撃ラッシュは、たぶんそういうことだろう。でも誰かにできたことが、自分にもできるとは限らない。

 良くも悪くも、舞城王太郎氏らしさがつまった短編集。
 確かにこれは「ダーク&ポップ」ですね。
 私的には、結構憧れたりします。私の書くダークは自分で読んでてネットリ感があるんで。
 私も、舞城氏の作品を全部読んだ訳ではないので、一概には言えませんが、氏の書くものの、約50%を占めている成分だと思っています。

 入っていたのは表題の『スクールアタック・シンドローム』と『我が家のトトロ』、書き下ろしの『ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート』の三篇。
 私的お気に入りは『我が家のトトロ』ですね。『スクール〜』も好きですが。『ソマリア〜』は、何かひたすら痛かった気が。黒巳は絶対読んじゃ駄目だ(笑

 『スクール〜』は、頭がおかしいと自負する父親が主人公。
 学校の事についての主人公の論が結構的を得ていましたね。まぁ、対峙する息子の担任教師みたいな先生はそうそう居ないでしょうが。ああいう先生ばかりだったら、ある意味学校は安全だと思うんだけどなぁ。
 今の世の中に当てはめて考えてみたら、何かものすごくリアルな話に読めてきました。
 暴力や死っていうのは、どこまでも連鎖していくものなんですよね。生徒の自殺とかも、一時期一週間に一人位していた時期もありましたし。
 『我が家のトトロ』は、脳外科医を目指して勉強中の父親が主人公。
 父親というか、夫、かな? まぁ、いいや。話自体は、三篇の中で暴力描写が極端に少ない話でした。
 端的にいえば、主人公と妻と子供と元同僚の話。ある意味、主人公の飼い猫の話。
 『ソマリア〜』は〜〜……この話が受け付けるか否かで舞城王太郎著の作品が読めるか読めないかがある意味決まると思います。
 良くも悪くも舞城全開、みたいな感じがしました。ちょっと不思議な感じのファンタジックな設定なのに、実際にはありえないだろうとは思うのに、なぜかリアル。そんな感じでした。

 全体として言えるのは、三篇とも、「で、結局どうなんだ」みたいな読後感。はっきりって、ちょっと気分が悪くなったりしますが、それでもやっぱり私は好きですね。
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「スクールアタック・シンドローム」舞城王太郎

舞城王太郎作品は痛い。暴力に溢れて、暴力が漲って、暴力に塗れている。なのに、底にあるのは人間賛歌。面白いと思う心と、痛みを感じる心と、希望を感じる心が並び立つ不思議がここにある。崇史は、俺が十五ん時の子供だ。今は別々に暮らしている。奴がノートに殺害計画..

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